________________________

ゆうしゃのノートパソコン 170000円
ドラゴンのスーツ&まほうのかばん 95000円
こわい得意先があらわれた
ケンタは勇気でたたかった。
こわい得意先をクリアした。
夢と冒険のはじまりプライスレス。
____________________

RPG世代の心をくすぐる、良いCMだと思います。元ネタは間違いなくドラクエですね。しかし最近、このCMが気になって仕方ありません。
ノートパソコンが17万なのは納得行くのですが、スーツとかばんで9万5千円というのはちょっと高すぎやしませんか。スーツが7万円で、かばんが2万5千円という計算?・・・新入社員が身なりにかける金額は、これ位が普通なのでしょうか。自分が安上がりにしすぎているのか、それともこのCMを作った代理店の人間がリッチなのか・・・?

ただひとつ、ケンタの初任給はまず間違いなくほぼ全てこのクレジットの支払い(26万5千円)にあてられるわけで、ケンタは5月から早速クレジット地獄に突入しているわけです。・・・もしかしたら来月あたり、ケンタは武富士かアイフルのCMに登場してしまうかも。

戦闘と戦術

2003年5月11日
天才建築家バロックの作った時計台がある街・リートルードに到着、この時計台を利用して時間の流れを支配しているボス・タイムマスターを倒しに行ったところ、イオラを連発されてあっさり全滅してしまいました・・・。イオラで受けるダメージは約60ポイント。僕らのHPが120そこそこですから、一発食らうだけでも次のターンは回復に専念しなければならないという辛い状況。しかも一緒に出現するマキマキという小ボスが、ある程度ダメージを受けると「時の砂」を使って戦闘開始時に時間を巻き戻してしまうという酷さ。かなり嫌な相手です。

そこで、とにかくイオラによるダメージを軽減せねばと思い、ダーマ神殿で「魔法の法衣(4000G)」を2着買ってガボとマリベルに着せ、作戦としては時の砂を使うマキマキをまず集中攻撃して倒すことに。すると予想通り、イオラによるダメージは20ポイント以下に激減、武闘家ガボのかいしんのいちげき2発のおまけつきで完勝してしまいました。

・・・基本的にドラクエの戦闘においては、「戦術」はさほど重要ではないと思っていました。
攻撃は誰、回復は誰、という最低限の約束さえ決めておけば、そうレベルが低くない限りモンスターを倒すことが出来る。モンスターにやられることがあればそれは単純にレベルが低いせいだと考えて、経験値稼ぎに精を出すのを当然のようにしていました。非冒険的な姿勢ともいえますが、逆にいえばまたそこがドラクエの素晴らしいところで、誰にでも楽しく手軽に楽しめるRPGを考えたときにこのドラクエの戦闘の難易度は、誰に対しても弱すぎず強すぎない、という絶妙なバランスを保っているように思えます(ただし例外的にドラクエ?は除いて)。

しかし今回のドラクエ?、なんだかちょっと違うようです。
モンスターを倒すにも頭を使うことが必要というか、「工夫して闘えばもっと楽に勝てる」といったポイントがあるようです。
レベルアップしただけで自動的に呪文や特技を覚えることは極端に減り、レベルよりもむしろ職業の選択次第で難易度が大きく左右される印象です。そういう意味では、戦術的要素が増えたぶん、これまでのシリーズよりも「?」の難易度は高くなっているのかもしれません。個人的には自由度が高すぎる?の職歴システムよりも、?くらいの職業的制約があったほうが好みなのですが。

メタルスライム

2003年4月13日
石版・黄をそろえてクレージュ村に辿り着いたものの、この村、おかしな村なのです。
「おれは魔王だ」「あたしは魔王よ」
子供から大人まで、村人全員がそんなことを言うのです。
それじゃあ倒してやろうかとも思ったのですが、どうやら汚染された井戸水を飲んだ結果村人たちが狂ってしまったことがわかり、僕らはその浄化のため地下に潜って井戸の水脈へと向かうことに。別に村人がこのままでも害は無く、いやむしろそれはそれで面白いぞという気もしましたが、しかし今回ばかりは喜んで地下に潜ります。なにしろこの地下にはメタルスライムがいるのですから。

余計なモンスターを薙ぎ払いながら進み、ついにメタルスライムに遭遇。
いつものように1,2ポイントのダメージを与えたところで逃げられるのかなと考えていたところ、吟遊詩人の職歴を持つガボが「ゆりかごの歌」を歌い始めると意外にも彼らはすやすやと眠りに入ってしまいました。あとは叩くだけです。もちろん容赦なく叩きました。そしてレベルアップ。
このあとも数度メタルスライムたちに遭遇したのですが、その度にガボはゆりかごの歌をうたい、平均して4割程度の確率で眠らせることが出来ました。見事なものです。吟遊詩人の特技には全く期待していなかったのですが、ここにきて本領発揮。あらゆる経験に無駄はないということですね。

このあと、水脈の再奥部、井戸の真下でボス・「いどまじん」と交戦。
僕らにあっさり倒されたうえ、マリベルから「井戸の中にまた井戸を作っているなんて非常識なやつね」と的確なツッコミを受ける始末。憐れな奴です。
それにしてもマリベルは度々ナイスなツッコミを披露してくれます・・・もしかしたら本当は芸人の素質があるのではないかしら。
例の「移民の街」に久々に寄ったところ、どうやら街に名前が付けられるらしいのです。シムじいさんがいくつか候補をあげてくれました。

「○○タウンはどうじゃ?」
「○○バーグならどうじゃ?」
「それなら○○ガルドでどうじゃ?」

いずれも却下。
なんというか、あれです、ウィットとユーモアが足りないのです。どうせつけるなら、来るのが楽しみになるような名前にせねばならないのです。というわけで少し考えた末に、街の名前はこうすることに決めました。

「しんじゅく」。

この名前を提案すると、「わしでは思いつかん、斬新な名前じゃ」と、シムじいさんに褒められてしまいました。恐縮です。
この街の名に決定した後、さっそく他の町にて移民希望者を発見しました。するとこんな選択肢が画面に出現。

「この人にしんじゅくのある場所をおしえてあげますか? はい/いいえ」

・・・なんだか駅のホームで田舎から都会に出てきた人に道を尋ねられたような、そんな気分を思い出してしまいました。
ほぼ一ヶ月ぶりの更新になります。

この間に米英軍の対イラク戦争が起こり、宮崎駿がアカデミー賞を獲り、香港では謎の肺炎が流行する、と、わずか一ヶ月でも世の中は大きく変わるものです。それにしても、日々中東から流されてくる戦争の映像に慣れてしまう自分が嫌になることがあります。開戦当初はテレビにべったりで報道に逐一注目していたものが、今では衝撃的な映像にしか反応を示さなくなってしまって。新聞に載る死者の数の大小だけで戦況を計ろうとしている自分にふと気がついて、怖くなりますね。個人的にはこの一ヶ月のあいだに卒業式があったのですが、その時に祝辞を述べた学長等お偉いさん方の話に戦争に触れたものは一切なし。最低限、教育者として一言は触れるべき問題であると思うのですが、ちょっと呆れてしまいました。彼らの戦争に対する関心も大量のマスコミ報道で削がれてしまったのでしょうか。

さてドラクエ。

まるでバグダットを思わせる砂漠の町に到着しました。
魔物に苦しめられどんよりと暗い街です。そんなわけで旅人である僕らに対して、村の人たちは淡白な反応しか示してくれません。話によると女王が村人の身代わりとなり、魔物に捕らえられているとか。そこでさっそく僕らは魔物退治に向かいました。
途中で考古学者を仲間にしたり、化石から恐竜を生き返らせたり、とエピソードがあったのですが、あまり面白くないので割愛。というか、この砂漠のシナリオ自体、イマイチの出来でした。強いて言えばボスの名前がユニークだったくらいでしょうか。このボス、「セト」というんです。個人的に、「瀬戸」という名の知り合いを思い出してツボでした。「瀬戸がいきりたかって襲いかかってきた!」とか、現実にはありえないですからね。

女王を助け出して、石版・黄色が集まりました。早く次の町へ行くことにします。

番外編「指輪物語」

2003年3月10日
久しぶりの更新ですが、番外編です。
家に無料券があったので『ロード・オブ・ザ・リング〜二つの塔〜』を観てきました。

去年もきっちり映画館で「1」のほうを観たのですが、この映画はドラクエの世界観とシンクしていて、ゲーム的な面白さが沢山詰まっているような気がします。もともとドラクエが指輪物語などをベースにして生まれたから当然と言えば当然なのですが、実写で、さほど違和感なく戦闘シーンを描いているのはすごいことです。ストーリーはもう使い古された、ありふれたものなのに、ここまで目をひきつけるのはやはり映像の素晴らしさ。今回の最後の大合戦シーンなんかは、はっきりいって異常です。まだ終わらないのか、まだ見せてくれるのか、と観ている僕が何度も思ってしまい、挙句の果てには「こんなの作って金は大丈夫なのか」と要らぬ金の心配までしてしまいました。ハリウッドの資金力は、まったく底なしですね。

褒めているようですが、映画館で観ればこそ、の映画だと思っています。その勢いと壮大さを、大きな音と映像で感じる・・・遊園地のアトラクションのようなもの。でも、中途半端なヒューマンドラマを映画館で観るよりかは100倍は楽しめる映画です。

しかし、みっちり3時間はちょっと長すぎ・・・。映画館側が気を利かせて、間に休憩を挟んでくれれば、と思うのですが。昔の映画にはよく途中休憩があったのですが、最近は全くなくなってしまいました。人間がじっと座っていられる時間は90分が限度といいます。集中して観る為にも、中休みを入れて欲しいものです。
次に「3」が公開されたら、座布団を持って行きたい気分です。理想をいえば、寝っ転がって映画を観たいのですが、どこかにそんな映画館ないでしょうか・・・
「転職をしますか?」
「はい」
「誰が転職を望むのですか?」
「ぼくを戦士にしてください」

「他にも転職を望む者はいますか?」
「はい、ガボを武闘家にしてください」

「他にも転職を望む者はいますか?」
「すんません、マリベルも・・・魔法使いということで」

・・・あまりにも山賊が倒せないので、転職してしまいました。自分の選んだ道を否定するようで胸が痛みましたが、ここでいつまでも足踏みしているわけにもいきません。なにしろ山賊ともう13回も戦ってことごとく負けているという有様。そろそろ更正して、まっとうな冒険をしたいのです。

というわけで転職後、対・山賊戦、第14ラウンドの開始です。

・・・あっさり勝ってしまいました。
今までは攻撃で25ポイントしか与えられなかったのが35ポイントに増し、28ポイントは食らっていたダメージが15ポイント程度に激減、斬り倒し、なぎ倒し、あれよあれよと言う間の大勝利。いやぁ、適職に就いたときに発揮する力というのは、すごいものがあります。すごすぎて、卑怯にさえ思えてきますね。
その後に山賊の親分をこれまたカンタンに叩きふせ、「石版・黄」を入手。これでやっと次の世界に進めそうです。

総プレイ時間:25時間10分

あと1ピースを

2003年2月27日
・・・石版が、足りません。行き詰ってしまいました。
黄色の石版が揃うかと思いきや、あと1ピース欠けてしまったのです。他の街にも行ってみましたが、どうも見つかりません。どこに行けばいいのでしょう。

ただ、やり残しているイベントが1つあるのはわかっています。
ダーマ神殿のちかくの原っぱを縄張りにしている山賊退治です。

なぜそのイベントを終わらせないかというと、ずばり山賊が強いからです。
この山賊連中は、この時点で倒せるものなのでしょうか・・・。「負けてしまうのが当然の相手」がドラクエには存在しますが、この山賊もその類に属する気が、しないでもありません。5回も全滅させられてしまいました。しかし一方で、「僕ら自身が単に弱いだけ」という可能性も十分あります。なにしろ「盗賊・吟遊詩人・笑わせ師」という陽気でちゃらんぽらんなパーティですから、山賊より始末が悪い面もあり・・・。

仕方ありません。とりあえずは山賊打倒を目指し、再びレベル上げです。

総プレイ時間:24時間25分
生活環境が激変しているため、更新に手間取っている次第です。
はやくダーマ神殿の次のエピソードに進みたいのですが・・・。

ダーマ神殿のある島が現在の世界に現れたあと、そのはるか東に浮かぶメザレの島へ赴き、そこで魔法の絨毯と出会うところまでストーリーは進んでいます。「魔法のじゅうたんが欲しければ○○(アイテム名は失念)を探して来てください」とメザレの女性から言われているのです。石版の黄色を4つほど所持しているので、これをそろえた先でそのアイテムが見つかるのでしょうか。

ちなみに○○とは違う、なにか適当な道具をその女性に見せると、思いのほかノリの良い反応が帰ってきて意外に楽しめます。「まあ、これは珍しいものですね」などという返答はまだ序の口で、ステテコパンツ、馬のフン、とグレードアップさせてゆくと最終的には「一人ボケ&ツッコミ」まで見せてくれる懐の広さ。このように町人との対話が楽しめるのは、ドラクエの特権です。僕がファイナルファンタジーよりドラクエを好きな理由は、この辺りにあるのだと思います。
居間のテレビではマイケルジャクソンのドキュメンタリーを見ているし、二階のテレビのある部屋には暖房器具がなくて今日は寒すぎるし、ドラクエができません。今日は昨日のレベルアップの成果を記すことにします。2月14日以来のステータス公開、成長の記録です。

       Lv.  HP   MP  攻撃  守備  かっこよさ
ぼく     15  115   29   71   85   63   
     はがねの剣・海賊の服・鉄の盾・鉄仮面・祈りの指輪
ガボ     16   87   39   75   70   50  
     鉄のオノ・みかわしの服・キトンシールド・ターバン・スライムピアス
マリベル  16   80   42   42   68   96
     毒蛾のナイフ・魔法の法衣・キトンシールド・うさ耳バンド

まさかこんなに早くガボにレベルを抜かれるとは・・・・。ドラクエではいつも主人公の成長がいちばん遅いのですが、?でもそれが顕著になってきました。

しかしダーマ神殿までの冒険で、僕は全体の何分の何くらいを終えられたのでしょうか。
もう結構な時間プレイしたはずなのに、レベルはこの程度だし、まだDISK2がまるごと残っています。果てしない旅になるような、そんな恐ろしさを感じてなりません。
ようやくダーマ神殿を解放しました。
そしてついに、フォズ大神官に職業を授けてもらいました。

ぼく→とうぞく マリベル→わらわせし ガボ→ぎんゆうしじん

です。きのう列挙したパターンにはない就職のかたちに決めました。というのも、ここで僕はひとつの実験をしてみようと思い立ったからです。その実験とはすなわち、

「職業のミスマッチとはいかに恐ろしいものかを証明する」。

とろくさい主人公は機敏さと要領のよさが要求される「盗賊」に、
いつもつっけんどんなマリベルは愛嬌のいる「笑わせ師」に、
野性的で直情的なガボは繊細で詩情にあふれているべき「吟遊詩人」に、
わざとミスマッチをねらって就職してみました。そして意気揚々とフィールドに出たところ、さっそくスライムナイト3匹に遭遇、戦闘開始、そして終了。

・・・とってもしんどい闘いでした。

ひどいものです。みんな無職のときよりも基本ステータスがガタ落ちしたうえ、活用できる特技はひとつもなし。ひたすら肉弾戦で押しての辛勝です。
あまりに長所がないパーティーなのでさっそく転職してしまおうかとも考えましたが、プライドが許しません。体面もあります。そして何より、これ以上は悪くならないという消極的な希望が僕らにはあるのです。というわけで、将来に一縷の望みを託して、熟練度&レベル上げにいそしみました。

その結果、こんな職業連中でもなんとかなるもので、闘い方が曲がりなりにも確立してきました。
「マリベルが『いっぱつギャグ』でモンスターを笑わせて動きを封じ込め、ガボが『とおぼえ』で狼の群れを呼んでダメージをあたえ、隙あらば主人公がモンスターの所持品をかっぱらう」という形です。ひじょうに、何というか、醜い闘い方ではありますが。

どうやら職業のミスマッチでも、なんとか生き残ることはできるようです。

総プレイ時間:23時間52分

職を考える その2

2003年2月22日
今回、ダーマ神殿で就職できる基本職業は10種類。

「せんし・ぶとうか・まほうつかい・そうりょ・おどりこ・とうぞく・ぎんゆうしじん・ふなのり・ひつじかい・わらわせし」以上です。目をひくのは新登場の吟遊詩人・船乗り・(踊り子も?)、それと「あそびにん」という名称が変更されて「わらわせし」になったことです。より職業っぽい呼び名にしたのでしょうが、「あそびにん」がないのは淋しいですね。
職業の選択に当たって、まずグランド・デザインを描く必要があります。自分たちのパーティーの性格付けをするわけですが、以下いくつかのパターンに分けて考えることにしました(小見出しは『fromA』からの引用)。

?「学ぶぞ!磨くぞ!ビギナーズ」系 
  ぼく→せんし マリベル→まほうつかい ガボ→ぶとうか
?「稼ぐぞ!アクティブワーク」系
  ぼく→ふなのり マリベル→せんし ガボ→ぶとうか
?「頭使ってちょっと知的に!」系
  ぼく→まほうつかい マリベル→まほうつかい ガボ→そうりょ
?「世のために!人のために!」系
  ぼく→せんし マリベル→そうりょ ガボ→ひつじかい
?「ギョーカイに潜り込みたい!」系
  ぼく→ぎんゆうしじん マリベル→おどりこ ガボ→わらわせし
?「短期でビシッと稼ぎたい!」系
  ぼく→とうぞく マリベル→とうぞく ガボ→とうぞく
 
ざっとこんな感じでしょうか。 
どれも捨てがたい魅力に溢れていますが、今のところ僕がいちばん惹かれるのは?「短期でビシッと稼ぎたい!」ですね。盗賊集団・・・なんだか魅惑的な響きがします。

総プレイ時間:21時間23分

職を考える その1

2003年2月20日
「職を考える」第1回です。

ダーマ神殿解放までの道程が長いうえ、あまり面白いストーリーでもないため、冒険の詳細はひとまず横に置いておいて、まだ決まった職業に就いていない僕ら一行がどのような職業へ進むべきかを考えようと思います。・・・なんだか僕自身、この文章を書いていて身を切られるような痛さを感じるのは、気のせいですよね。

現在ぼくらは無職とはいえ、モンスターを倒して日銭を稼ぎ、一応は自立した生活を送っているいわばフリーターです。
フリーターのままで旅をつづけてもそれなりに楽しくやっていけそうですが、やはりそれは色々な面で不利があります。勤め人じゃないから給付率の低い国民健康保険だし、労災はおりても雇用保険はないから、クビになったらすぐ路頭に迷うことになるし、住宅手当とか福利厚生の面で、定職者とは随分大きな差があるものです。社員にはこきつかわれるは、世間の目は冷たいは、親の背中は泣いてるは、夢も何もなくフリーターをやっている者にとっては、これはかなり悲惨な状況と言えます。

また、夢を持っている者にしたって、その夢の実現に遠回りになることになりかねません。

僕ら一行の夢は、ずばり「魔王を倒して、みんなにちやほやされること」。これに尽きます。しかしフリーターのままでは、どうやら回復系呪文はベホイミまでしか使えないようですし、攻撃系に至ってはメラが限界のようです。これで冒険をつづけるのは過酷というもの。レベル50くらいでやっと夢が実現するか、といったところです。
しかし就職すれば、夢はぐぐっと近づいてきます。たとえ誰もが望まない「遊び人」に就職したとしても、経験を積めば一発逆転、賢者になれるチャンスがやってくるのです。賢者はベホマもメラゾーマも、イオナズンだって使えます。これだけ能力が揃えば、冒険がずっと楽になるのは自明のこと。レベル40で夢達成も、自ずと視野に入ってきます。

ドラクエのダーマ神殿はまるで、「とりあえずでも就職することは大事なんだ」ということを、僕にそっと諭しているようです。一時、無職でクリアしようかと考えていましたが、それはいばらの道だと思い直した次第です・・・現実となると、そうは短絡的に考えませんが、そっと心の隅には留めておきましょうか。

ひじょうに微妙な日記になってしまいましたね。

さて次回は、具体的に職業を検討するつもりです。

総プレイ時間:18時間55分
ダーマ神殿など、どうでもよいのです。
今日はカジノで遊ぶのです。

というわけでドラクエ?、初のカジノ場に到着しました。
結論から言えば、コイン50枚(=1000G)からスタートして、3764枚まで増やしました。すべてポーカーです。ダブルアップを繰り返して、さほど時間をかけずにひと財産築き上げてしまいました。800枚くらいまでは何が何でもダブルアップを繰り返すのですが、1000枚単位に突入すると迷いが生じてきます。カジノが度胸試しの場であるとしたら、僕自身はこの程度の肝っ玉だということでしょう。1万枚くらいまで平然とこなせたら格好良いのですが。

カジノではありませんが、最近街中に「宝くじ売り場」が爆発的に増えているような気がします。これまでは都市部にしかなかったのが、近所のスーパーに宝くじ売り場が併設されたりして、やけに目につきます。不況だからみんな夢をみて宝くじを買うのか、それとももしや、みずほ銀行(元・第一勧銀)が宝くじで収益を上げようと頑張っているのか。後者だったらイヤですね。それじゃあパチンコ屋と変わりません。銀行は銀行らしく節度を守って、融資と利息で運営して欲しいものです。

・・・そういえばドラクエの「愛と信頼のゴールド銀行」は預けても利子がつきません。プレイ時間1時間毎に、5%くらいの利子がつくと嬉しいのですが、それはあまりにもリアルすぎる考えでしょうか。

総プレイ時間:17時間33分

ほくろやつむじ

2003年2月18日
僕は中学生のころ剣道部に所属していたのですが、その時にこんな話を聞きました。

「左腕に大きなほくろがある人間には、剣の天分がある」。

嘘か本当かわかりませんが、こういった生まれつきの身体的特徴に運命的なものを重ね合わせてみることは、古くからよくあることですね。幸せの泣きボクロなんてのも、その類でしょう。

今日はユバールの民のもとへ赴きました。そこで発覚してしまったのです。実は主人公のぼくの腕に、不思議なアザがあることが。深夜、キーファからこっそりと「そんなアザを持つおまえはきっと特別な奴なんだろう、羨ましいよ」と打ち明けられました。そういえばこれまでも、何故か古代文字が読めたり、奇妙な能力が備わっているかのような出来事がありました。ただの「りょうしのむすこ」ではないと薄々気がついていましたが・・・このアザはもしや、「選ばれし者」の証なのでしょうか。いや、きっとそうだと僕は思い込みます。

いよいよ理想的な展開ですね。
嬉しくて、ユバールの民のライラとジャンの儀式のアニメーションがダサくて雰囲気をぶち壊していたことや、キーファが勝手にパーティーから離脱していったことなど、もうどうでも良いことです。僕もやっと自信をもってこの世界でやっていけそうです。

ちなみに僕の左腕にはほくろがありません。だから剣道でなかなか勝てなかったのです。
その代わり、めずらしく僕の頭にはつむじが2つあります。これにまつわる伝説は・・・まずなさそうですね。

総プレイ時間:15時間53分

四角関係

2003年2月17日
ペペ(庭師)はリンダが好き。
リンダもペペが好き。だけどイワンの許婚。
イワン(金持ち)はリンダが好きで、カヤ(メイド)はイワンが好き。

すさまじい四角関係が展開した、グリンフレークの街でした。
昨日のフォロッド城で感動したと思ったら、今日は昼ドラ顔負けの愛憎劇。

・・・やはりドラクエ、子供向きとは思えません。

総プレイ時間:14時間28分
フォロッド城のエピソードは、ドラクエの長い歴史の中でも屈指のエピソードではないでしょうか。そんな気がしてなりません。

フォロッド城とその隣にあるフォーリッシュの街は、魔物によって操られたからくり兵士に激しく攻めこまれています。防戦一方、堅固な城壁に守られているため辛うじて全滅には至りませんが、戦死者が尽きず、城が陥ちるのはもはや時間の問題・・・。そんな中を僕ら一行が訪れます。

まずこの街と城の作りに驚きました。とてもリアルなのです。見るからに頑丈そうで、中世の城は実際にこういう感じだったのではないかとさえ思ってしまいます。特に細部のこだわりがすごく、城の内部には弓矢を打つための窓があるのですが、これが普通の窓じゃない。外からの攻撃を受けにくくするため、すりばち状の構造になっているのです。いかにも交戦中という緊迫感が伝わってきます。
思い返せばドラクエでは、すでに全滅した村に入ることはあっても、リアルタイムに攻城戦に巻き込まれることは無かったと思います。街の人々は悲嘆に暮れ、城では傭兵を雇い入れ、老人までが武器を握る・・・この圧倒的な暗さ、絶望感。リアルさの追及が話に深みを与えます。ここにきてやっとプレステが本領発揮したという感じです。

そして人間との交わりを絶ってしまった天才的発明家のゼボット。彼女のエリーが死んだのは自分のせいだと責め、彼はせめてロボットでエリーを甦らせようと、人里離れた研究所にいます。

ここが切ないのです・・・。いままさに城が陥ちようとしているのに、彼女を忘れられない一人の男。最終的にはゼボットの改造からくり「エリー」により城は救われるわけですが、それでも彼は誰に心を開くこともなく、ひっそりと研究所に帰ってゆくわけです。人々を救ったのにも関わらず、その人々から迫害されてしまったエリーをかばって。・・・綺麗事に終わらせない、人間の業を考えさせられるエピソードです。改めて、ドラクエは凄いと感じました。この話だけを見ても、ドラクエは決して子供だけに向けたゲームではありません。

そして現在のフォロッド城に戻り、研究所に向かうと、そこにはひとつの屍とエリーが。エリーは屍になったゼボットが「元気になるよう」に、なおもスープを作り続けていました。

・・・涙が出そうでした。

むかしドラクエをやっていた頃は、ボスを次々に倒してどんどんストーリーを進めてゆくことが楽しかったのですが、どうやら最近、自分がストーリー自体を楽しんでいるらしいことに気が付きました。自分の成長が確かめられたようで、なにやら不思議な気持ちもします。それにしてもあらためて、ドラクエのシナリオの素晴らしさに驚くばかりです。

総プレイ時間:12時間54分
からくり兵が強いのです。

というわけでフォロッド城のシナリオが完結していないため、今日もこぼれ話で凌ぎます。

あっという間に、ガボが喋れるようになってしまいました。とても残念です。
しかもかなりの冗舌家ぶり。自信家のキーファ、毒舌のマリベルに加えてこれですから、かなり協調性を欠いたパーティーに堕落しつつあり・・・なるほど、主人公が無口になるのも納得できる気がします。しかし、せめてもうちょっとガボにはオオカミ少年でいて欲しかったです。もっと物語が進行してから話せるようになり、ガボの話から少しずつ世界の謎が解き明かされてゆく・・・なんて秘密めいたストーリーテラーの役割だったとしても面白かったと思うのですが。

そして、例の移民の街に「移民第一号」が誕生しました。めでたいことです。
その記念すべき第一村人は、

ウッドパルナの宿屋に潜伏していた囚人です。

予想だにしなかった第一移民に、シムじいさん、若干うろたえていました。
このままスラム化してしまうのでしょうか。僕も街の将来に一抹の不安を感じてしまいます。
いま、かなり劇的なフォロッド城のシナリオのど真ん中を進行中で、これについては区切りがついてからまとめて書きたいと思いますので、今日はステータスのみの公開です。いやぁ、ドラクエ?、面白いです。

       Lv.  HP  MP 攻撃 守備
ぼく     10  74  29  51  34  
      鉄のやり・皮のよろい・皮のたて・貝殻ぼうし
キーファ   11  91  0  52  38
      聖なるナイフ・うろこのよろい・皮のたて・皮のぼうし 
マリベル  11  60  41  32  39  
      いばらのムチ・布の服・キトンシールド・うさ耳バンド
ガボ     4  59   0  38  46 
      石のキバ・皮のこしまき・キトンシールド・ターバン

別に「ぼく」という名前でプレイしている訳ではありません、いちおう。自分の名前をつけてやっています。
しかしあれですね、日本人の名前っていうのは、ドラクエの世界では浮きがちですよね。レコバとか、クレスポとか、ベッカムとか、オルテガとか、洋風の名前だと(みんな苗字ですが)ものすごく世界に馴染めるから羨ましいです。

・・・いま気がついたんですが、マリベルの格好は少し問題がありますね。
気づかぬうちに夜の女になってしまっていたようで、複雑な心境です。これからは、ちょっと距離を置いて接するようにしましょうか。

総プレイ時間:11時間00分

オオカミ少年登場

2003年2月13日
最高です、ガボ。
僕のドラゴンクエスト史上、最高の好感度を持つキャラクターの出現です。

魔物によって人間が動物に、動物が人間に変えられてしまったオルフィの街にガボはいました。しかもいきなり首輪で壁に繋がれている格好で。なにがあったのだろうかとドキドキしてしまう登場シーンです。次を期待させる展開、いいですね、これがドラクエの醍醐味です。そして僕らはオルフィの北西の山へ魔物狩りに入りました。
ここのボス、デス・アミーゴが強かったのです・・・強かったのですが、そのものすごいダメージを一身に受けていたのは、オマケみたいに僕らに付いてきたきこりでした。きこりにしてみれば、とんだとばっちりですよね。

そしてガボが仲間に。
実はガボは、伝説の白狼の子供なのです。このへん、出自がたいへん華やかです。もしかしてこいつが勇者なのでは・・・という、ジェラシーに似たものを感じないでもないです。が、「ガボ、ガボ」としか喋れない可哀相な姿を見て、所詮はオオカミ少年だと思い直すことにしました。インドで発見されたオオカミ少女・アマラとカマラのように、根気よく育てればきっと200語くらいは操れるようになるはずです。ガボは母性本能をくすぐるタイプですね、きっと。

ところで「かわのこしまき」という防具がありますが、これを装備するとガボのかっこよさは「0」になってしまいます。しかしなにも装備していない状態だと「10」くらいはあるのです。つまりこれは、裸の方がカッコイイということです・・・。まさかドラクエに「肉体美」という要素があるとは思ってもみませんでした。確かにドラクエ?、進化しているようです。

総プレイ時間:9時間54分

1 2

 

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索